かゆーい病気

夏は皮膚病の季節

人や動物たちの皮膚にとって日本の夏は大敵!じめじめして暑い季節は、皮膚の抵抗力が低下し感染が起こりやすくなります。また、この時期一度ノミがつくと家の床で繁殖しだし大変です。ノミアレルギーのひどいかゆみで苦しむワンちゃんやネコちゃんも少なくありません。

かゆがっていませんか?

飼い主さんの目の前でかいている姿を見せることもあれば、怒られるのでこっそりとかいているワンちゃんもいます。また、ネコちゃんは毎日グルーミングしているためなめていてもかゆがっているかどうかはっきり解りません。しかし、脱毛が見られたり、毛先が傷んだり、一部分を常になめていたら要注意!早めにご相談ください。またその時に皮膚に湿疹や赤みがあるかも見ておいてください。

かゆみの原因は?

おおむら動物病院 健康相談 イラスト細菌性の皮膚炎(膿皮症)、カビの仲間による皮膚炎(皮膚糸状菌症、マラセチア皮膚炎)、寄生虫性の皮膚炎(毛胞虫症)などの感染症。ノミアレルギー、ダニに対するアレルギー(疥癬症)、食事アレルギー、アトピー(花粉やハウスダストなどの吸引によるアレルギー)、接触性アレルギー(じゅうたん、食器など)、ホルモンに対するアレルギーなどのアレルギーによる皮膚病。その他に脂漏症、外耳炎、肛門腺の貯留、皮膚のお手入れの不足やまちがいなどかゆみの原因はいろいろあります。このかゆみの原因が複数重なり合っていきち閾値(かゆみを感じる最低ライン)を超えるとかゆみを感じ始めるのです。原因によっては完全になくす事ができない
ものもありますが原因のトータルがいきち閾値以下ならかゆがりません。治療するにあたってどれが関係してどれから対処すべきかを考えなければなりません。

治療は?

かゆみだけを抑えるのではなく原因を考える必要があります。まず、感染症があるかどうかを評価しますが、皮膚に湿疹や赤みがあれば感染があると考えていいでしょう。そして、皮膚や毛の検査をして細菌以外の感染症(カビや寄生虫)がいないかをチェックします。感染症を1番に考えるのは、ノミやダニ以外のアレルギーは感染症を抑えなければ検査や治療ができないからです。

治療の目的はすべての原因をゼロ0にするのではなく、トータルをいきち閾値以下に下げることです。そのためにまず皮膚のお手入れを適切に行い、肛門腺を搾ってあげ、食事の脂肪分を減らし、必要カロリーを計算して与えてください(脂漏症のコントロールのため)。そして、感染症の治療を始めてください。たとえば膿皮症の場合には、抗生物質の飲み薬と消毒、薬用のシャンプーが最低2-3週間必要になります。

一次治療の後、皮膚がきれいになったのにかゆみが残っているようなら、その時点でアレルギーについて考える必要が出てきます。血液検査や皮内反応テスト、除外食でアレルギーの原因を探し、それを取り除く事をしなければなりません。十分にできない場合は薬によるかゆみのコントロールが必要になります。
こんなことに注意してください!

  • まず、ノミの予防
  • シャンプーの種類と間隔は個体差があります、その子の皮膚の状態を把握してください。
  • かゆみがあったら皮膚チェック、そして、いつ?どこで?かゆみの前に何かなかったか?をメモして下さい。
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