迫り来るノミの脅威 -痒いだけではありません -

ノミの脅威  

おおむら動物病院 健康相談 イラストノミは、ワンちゃん・ねこちゃんそして人も刺すことのある皮膚表面に寄生する昆虫です。多数寄生するとそれだけでかゆみの原因になります。また、ノミに対してアレルギーのある動物にとっては、1匹いてもかゆみの原因になり皮膚病を起こします。しかし、ノミの脅威は痒いだけではありません。多数寄生し吸血しすぎることによって新しい赤血球を造る事のできなくなる鉄欠乏性の貧血を起こします。また、体についたノミをなめて食べてしまうことにより、瓜実条虫(サナダムシ)がうつります。この腸への寄生により消化器症状や発育不良が見られる事もあります。まれですが、人もノミが口から入ったり、ノミをつぶした手で食事をすることにより、瓜実条虫がうつることがあります。

どうやってノミが増えるの

このやっかいなノミも昆虫なので、チョウやカブトムシのように卵→幼虫→さなぎ→成虫と成長し増えていきます。成虫はワンちゃん・猫ちゃんの体と床(環境)の両方に存在し、卵・幼虫・さなぎは、床にいます。ノミは、5%が成虫、残り95%は床にいる成虫予備軍(卵・幼虫・さなぎ)と言うことになります。床では暗がりが好きなのでソファーやベッドの下、家具のすきまやじゅうたんの中にいます。成長のスピードと産卵の数は温度と湿度の影響を受けるようで、程よい高温多湿は最適!あるデータによると10匹の産卵可能な雌成ノミは30日後には2000匹に増えるそうです。梅雨から秋にかけては要注意、しかし、冬も暖かい家の中では1年中繁殖します。こんなノミを野放しにしていたら大変!!

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ノミには、予防が1番!

ノミには、イヌノミとネコノミがいますが、両方とも犬にも猫にも寄生します。とくに最近は、ほとんど犬も猫もネコノミのようです。多くの野良猫にノミが寄生しているため、ちょっとした散歩でノミをもらってきてしまうようです。ノミを持ち帰ってしまうと大変、あっという間に室内で増え続けます。予防は、家で繁殖させないように持続性と即効性のあるスポットタイプがお勧めです。1ヶ月に1回皮膚につけるだけでOK!またノミやダニだけに効くのでワンちゃん、ねこちゃんや人にとって安全です。

1度ノミがついたら床のノミも

今もうノミがいる場合は、体のノミだけでなく床(環境)のノミも考えなけれはなりません。(1) まず掃除を!ノミは暗がりを好むので普段手を抜きがちな家具の下や隙間を重点的に、また掃除機のごみはこまめに捨ててください。(2) 次にノミの卵や幼虫の発育を阻止する飲み薬を1ヶ月に1回。(3) それでもダメなら床 (環境)にスプレーなどを
まいてください。

★ 家で繁殖したら大変!まずは予防を!

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