うちのネコのなわばりは?

ワンちゃん、
  猫ちゃんの違い

おおむら動物病院 健康相談 イラスト“ワンちゃんは人に、猫ちゃんは家に付く”と言われるように、ワンちゃんはもともと群れを作るので、今では飼主さんを群れの一員と思い、上下関係を作って生活をしています。それに対し、猫ちゃんはもともと単独生活をしていたので、飼主さんを家族と思っていますが、それはなわばりを共有する仲間と言う意識だと考えられています。


住みやすい環境とは、

このようにワンちゃんの住みやすい環境とは、信頼できるリーダー(飼主さん)がいて上下関係が安定している事なのに対し、猫ちゃんは素敵な仲間(飼主さん)がいてなわばりが安定している事なのです。だから、1日1回は自分のなわばりを一回りしよそ者の進入をチェックし、その後はなわばりが見渡せる所で昼寝をするのです。ちなみにうちのこはテレビの上が大好きです。

複数生活の猫ちゃんは、

お外でもお家の中でも複数の猫ちゃんが仲良く生活している姿を良く見かけます。しかしこれはちょっと難しいことなのです。もし新しい猫ちゃんと仲良くさせたいなら、無理やりくっつけて「仲良くしなさい」なんてやったらダメです。仲良く一緒に生活をすると言うことは、“なわばりを共有する”ことなのです。初対面の時は少し離れてお互いの様子を見ながら少しずつお互いを理解していくのがベストだと思います。そのためには避妊手術や去勢手術が必要かもしれません。

お外に出る猫ちゃんは、

 お外の猫ちゃんのなわばりは広くてもワンブロックと言われています。安定したなわばりが出来るとお互いの領域に入らないように平和に暮らすようです。その時はいくら強い猫ちゃんでも他人のなわばりに入れば追い払われるようです。しかしひとたび発情シーズンになると大変です。恋に目覚めた猫ちゃんたちは自分のなわばりを超えて恋人を探しに行くのです。そのためケンカの傷や逃げた時の交通事故が多くなるのです。ちなみに猫の発情シーズンは11月から始まり2月がピ-クで梅雨のころまで続き、その間1-2週間隔で繰り返すのです。

ケンカでうつる病気

ケンカで怖いのは、ケガだけではありません。唾液によって、多くのノラ猫が持っている猫白血病ウィルス(FeLV)や猫免疫不全ウィルス(FIV=猫エイズウィルス)がうつってしまうのです。お外に出る猫ちゃんは、必ずFeLVのワクチンを接種するようにして下さい。しかし、猫エイズはまだワクチンでは防げませんので出来れば外に出ない生活が健康にとってベストだと考えられます。

室内生活の猫ちゃんは、

「室内だけではストレスが…」と言われる方がいますがそんなことはありません。お外に出たことの無い猫ちゃんにとって室内こそ安心できる最適ななわばりなのです。それには2つのことが必要です。落ち着けるお気に入りの場所を作ってあげる事と避妊・去勢手術をしてあげて外に出たくさせない事です。

  • ケンカをさせないために避妊・去勢手術を
  • 外に出るならFeLVのワクチンを
  • 健康のために室内生活を
  • 室内生活のために落ち着け場所と避妊・去勢手術を

かわいい家族(猫ちゃん)のために、生活環境はしっかり整えてあげてください。

 

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