血液検査 その4

ワンちゃんネコちゃんの怖い病気の中でウィルスや細菌、寄生虫などが関係している病気がいくつかあり、その中のいくつかは血液検査で調べる事ができます。

ワンちゃんでは、呼吸器や神経系の病気を起こすジステンパーウィルス、ひどい腸炎がみられるパルボウィルス、肝炎を起こす犬伝染性肝炎ウィルスなどウィルス病と、人にもうつるレプトスピラや流産を起こすブルセラなどの細菌感染症があります。これらの病気は疑わしい症状が見られるときに検査をしますが、ワクチンを接種している時は評価が難しいので間を開けて2回検査をする事もあります。特にジステンパー感染症は,よくみられるにもかかわらず致死率の高い怖い病気で、下痢、咳、目やに、ケイレンなどの神経症状といろいろな症状を起こすため診断が難しいですが,複数の抗体(IgM、IgG)を調べたり、血液と脳脊髄液中の抗体を調べる事によって診断できるようになりました。

ネコちゃんでは、免疫不全を起こす猫免疫不全ウィルス(FIV:猫エイズウィルス),白血病やいろいろなガンを起こしたり免疫不全を起こしたりする猫白血病ウィルス(FeLV),胸水・腹水が溜まったり神経症状を出したりする猫伝染性腹膜炎ウィルス(FIP),人にうつる事もあるトキソプラズマなどを検査する事ができます。猫免疫不全ウィルス猫白血病ウィルスは、生まれた時に母猫からもらうか外に出てケンカなどでうつる病気ですが、感染したからといってすぐに発症するわけではないので健康なネコちゃんの中にもこのウィルスを持っている子がずいぶんいるようです。しかし、血液検査で感染しているかどうかがわかるようになったため、健康管理をする事によって発症を遅らせる事ができるようになりました。

<戻る>