避妊手術・去勢手術について

どうして避妊手術をするの?

①ストレスからの解放
ワンちゃんにも猫ちゃんにも発情期があります。野生で生きていたころは発情期になると相手を見つけ、交尾を行い、子孫を残す…という営みを行っていました。しかし現代社会では人間と一緒に暮らしている以上、自由に外にでかけて相手を探して…というのは難しいですよね。そうすると、ワンちゃんや猫ちゃんは相手を見つけられないストレスを感じることになります。避妊手術を行うことでこの「相手を見つけたいけど見つけられない!」というストレスから解放されることになります。
②卵巣・子宮の病気がなくなる
卵巣から放出されるホルモンの影響がなくなるので、子宮蓄膿症などの子宮疾患の発生率はぐっと下がりますし、卵巣腫瘍の心配もなくなります。
③乳腺腫瘍の予防ができる
乳腺腫瘍は卵巣からのホルモンの影響により発生すると言われています。一番最初の発情(ヒートとも言います。人間で言う生理です。)が始まる前に避妊手術を行った場合、乳腺腫瘍の発生は90%以上抑えることができます。しかしこれが1回目の発情を迎えた後だと70%程度しか抑えられず、2回目の発情を迎えた後ではほとんど予防効果は得られません。ですので、避妊手術を考えている場合はなるべく早く行った方がいいでしょう。避妊手術は一般的に、体が大人の体になる6ヵ月齢から実施できます。


どうして去勢手術をするの?

①ストレスからの解放
ワンちゃんにも猫ちゃんにも発情期があります。野生で生きていたころは発情期になると相手を見つけ、交尾を行い、子孫を残す…という営みを行っていました。しかし現代社会では人間と一緒に暮らしている以上、自由に外にでかけて相手を探して…というのは難しいですよね。そうすると、ワンちゃんや猫ちゃんは相手を見つけられないストレスを感じることになります。去勢手術を行うことでこの「相手を見つけたいけど見つけられない!」というストレスから解放されることになります。
②飼いやすくなる
精巣から出るホルモンは攻撃性にも大きくかかわっています。去勢手術をすることによって性格が丸くなり、また、スプレー行動も行わなくなるので飼いやすくなります。
③精巣の病気がなくなる
去勢手術は精巣を摘出することで行われるため、精巣腫瘍の発生を防ぐことができます。
④前立腺やホルモンに関連した病気を予防できる
主にワンちゃんにおけるメリットですが、精巣から放出されるホルモンによって前立腺肥大や肛門のうアポクリン腺癌などの病気が起こりやすくなります。去勢手術を行うとホルモンの影響がなくなるので、これらの病気を未然に防ぐことができるようになります。

手術のリスクは?

避妊手術・去勢手術どちらにしても全身麻酔が必要になります。
当院では全身麻酔を行う前には術前検査(問診、身体検査、血液検査、尿検査、心電図検査)にて全身状態の評価を行い、安全に麻酔がかけられるかどうかをみています。また、麻酔中もモニターで常に動物の状態を見ることで、何か異常があった場合にすぐに対応できるような状態で手術を行っています。

手術の後に気を付けることは?

一番気を付けなければいけないことは、避妊手術・去勢手術を行ったあとはホルモンのバランスが変わって少し代謝が落ちるため、太りやすくなってしまうことです。肥満は脂肪肝や尿管閉塞、椎間板ヘルニア、関節炎などさまざまな病気の原因となります。ですが、肥満については適切なカロリーで食事を与えることと、運動をすることでしっかりと予防することができます。せっかく避妊手術・去勢手術をして様々な病気を予防しても、そのあと肥満になってしまってそれが原因で肥満になってしまっては残念ですよね。愛犬、愛猫の健康を守れるのは飼い主のあなただけです!適切なカロリーがわからなければご相談ください。

<戻る>