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ペットの健康相談TOP > 病名から 糖尿病は、毎日の愛情で!
糖尿病の始めの症状は、食欲があり、水をたくさん飲み、オシッコをたくさんすると言う、見逃しやすい症状です。また体格は、始めは太っているのに進行するとやせてくる、特徴が解りづらい病気です。これは、太っているとインスリンが効きづらくなり、そのため病気が進行し、インスリンの不足によって血液中には糖(エネルギー)がたくさんあるのに、細胞の中にその糖が入らないため、細胞は飢餓状態になっています(目の前にご馳走があるのに食べられない状態)。そのため多食なのにやせてくる病気です。また高血糖のため浸透圧の関係で多尿になり、多飲になります。このように体内のエネルギーの代謝が狂ってしまうのです。 治療は、食事管理と不足しているインスリンの投与と言った単純に見えるものですが、実は大変。本来インスリンは体がその時の血糖値を感じとってこまめに量を微調節しているものなのに、それを1から2回の調節で管理しようとするのでやっかいです。これを乗り越えるには、定期的な通院による検査と毎日の家での食事管理と尿糖の検査、インスリンの注射、それと飼主さんの愛情が不可欠なのです。 普段の生活で多食や多飲多尿を注意し、早期発見(合併症のでる前に治療を開始する)を行い、飼主さんが治療を十分に理解して、毎日の注射と食事管理と愛情で動物たちの幸せな生活を守ってあげましょう。 ネコちゃんのコロナウィルスって?ネコちゃんのウィルス病は色々あり、その中でも恐い病気を起こすものは、猫汎白血球減少症ウィルス(FPV)、猫白血病ウィルス(FeLV)、猫免疫不全ウィルス(=猫エイズウィルス,FIV)、猫コロナウィルス(FCoV)などがあります。この中で、FPVとFeLVは、ワクチンによって予防することができます。また、FeLV、FIV、FCoVは、母猫からもらっていなければ、他の猫ちゃんとの接触を避ける生活(室内飼育)によって、防ぐことができます。しかし、猫コロナウィルス(FCoV)は、感染率も高く、複雑な病気なのでここでお話ししたいと思います。
猫伝染性腹膜炎は、異常な免疫反応(免疫とは本来病気から自分を守る反応)によって起きます。病気の始めは、発熱、食欲不振、元気低下、体重減少、嘔吐、下痢、脱水、貧血など特徴のない解りづらい症状を示します。病気が進行するに従い、その症状は2通りに分けられます。その1つは、ウェットタイプと呼ばれ胸膜炎や腹膜炎を起こし、胸(胸腔)やおなか(腹腔)にお水が貯まる(胸水、腹水)病気です。胸水が貯まると早い呼吸になり、呼吸困難のため口をあけて呼吸したり、胸を大きき膨らませるため伏せや横になる姿勢をいやがり、お座りの姿勢で肘を外に開きます。腹水が貯まる場合は、腹膜の炎症が拡大し、消化管や肝臓・胆嚢、膵臓をおかすこともあります。もう1つは、ドライタイプと呼ばれ、肝臓、脾臓、膵臓、腎臓や目、中枢神経、肺などに特殊な炎症が起こる病気で、その症状は侵された臓器によって異なりますが、どの場合も病気は進行していきます。また、このタイプは液体が貯まらないため見過ごされがちなのです。
FIPの予防と治療については色々試みられていますか、現在のところ完全に治す治療はなく、今行われている治療は、生活の質の向上(クオリティイ オブ ライフ)を目的とし、なるべく良い状態で生活が続けられるように努力しています。そのため病気にさせない事が1番です。しかし、現在まだ充分なワクチンがないため、その予防はコロナウィルスの抗体検査を行い、陰性の猫ちゃんは陽性猫ちゃんと一緒にしないで室内だけで生活をさせること、陽性の猫ちゃんは子供を取らないで、再検査で陰性になるまでは隔離し、免疫力が低下しない様に注意する必要があります。この努力をすることによって、コロナウィルスを減らすことができ、FIPにさせないことができると思います。 アレルギー性皮膚疾患のお話<その1>暖かくなってくると身体を痒がるワンちゃんやネコちゃんを良く見かけます。その原因は様々で、細菌やダニなどの感染症やあぶら症(本態性脂漏症)やふけ症(先天性角化症)などの体質的(先天的)要因、ノミや花粉、食事などのアレルギー疾患、生活や飼主さんとの関わりが関与する精神的要因などがあります。これらを鑑別するには、動物たちの生活や家族との関係、食事などを飼主さんからお聞きしたり、皮膚の状態を見て皮膚の検査をしたり、血液などの検査をしたりします。そして特にアレルギーが疑われる時にアレルギーの検査や治療が始まります。 ところでアレルギーって何でしょう?人や動物たちの体には様々な防御機能があり、その一つに免疫系があります。何かの原因でこの防御機能が自分自身に向けられ体に悪さをするのがアレルギーです。動物たちでアレルギーが関係する病気は様々ありますが、特に多いのは皮膚病です。 アレルギー性皮膚疾患の症状は、痒みがまずはじめにあります。そして、掻く事によって毛がちぎれたり(裂毛)、皮膚がはがれたり(表皮剥離)、黒っぽくなったり(色素増加)、ぶあつくなったり(苔癬化)いろいろな症状が見られます。しかし、この掻く事によって現れた症状は二次的な変化で他の皮膚病にも共通するため、診断は注意深くしなければいけません。 アレルギーの原因はその子によって違いますが、ワンちゃんでは最も多いのがノミに対するアレルギーです。次いでアトピー性皮膚炎が良く見られます。その他のアレルギーとしては、食物アレルギー、疥癬(皮膚の中のダニ)などがあり、また極めてまれに、ホルモン性過敏症や接触皮膚炎などが見かけられます。
アレルギー性皮膚疾患のお話<その2>アレルギー疾患の検査はいくつかありますが、中でも皮内反応検査は信頼性が高いといわれています。この検査は、私達が小学校の時に行うツベルクリン反応もその内の一つで、ワンちゃんに行う時には脇腹の毛を刈り、皮内にアレルギーの抗原を注射して赤く張れてくる反応を見ます。この検査は、手間がかかることなどからはじめに行う検査ではなく、治療に上手く反応しないワンちゃんに行われます。まず一般的に行われている検査は、血液中の抗体(IgE)を調べる検査で、これは血液をとって検査センターに送るだけで出来る動物たちに負担をかけない簡単な検査です。この結果によって、アレルギーの原因の可能性が高い食事の原材料や花粉の種類が解ったり、ハウスダストや家ダニ、ノミなどに対するアレルギーの疑いがあるかが解ります。その他に、抗アレルギー食を与えそれに対する痒みの変化を見たり、原因と思われる原材料をわざと与え痒みが現れるかを見ること(診断的治療と再現試験)もあります。また、アレルギー性皮膚疾患では一般的な血液検査で好酸球の数が増加したり、皮膚やリンパ節の検査で好酸球が見られる事もあります。 治療は、アレルギーの原因の回避と薬による痒みのコントロールです。アレルギーが疑われたらまずノミの治療とそのあとの予防が大切です。ノミがいるようでは、そのあとの診断・治療に進む事はできません。アレルギー検査で疑わしい原因がわかっている時には、原因の回避を考えます。いつも床に近いところにいる動物たちは、まず環境の中の家ダニに対する処置を考えてあげて下さい。掃除や除湿、防ダニふとんなど色々あります。食物アレルギーが考える時は、家で作る除去食や動物病院にあり抗アレルギー食が必要になります。この食事療法は、今までに食べたことのない良質蛋白源で消化の良い食事(家で作る食事、アイムスのFP、ヒルズのd/d、ウォルサムのセレクトプロテイン、スキンサポートなど)とアレルギーを起こさない程たんぱく質を小さくした食事(ヒルズのz/d)があります。もちろん、この期間中おやつはダメです。痒みに対する薬物療法は、ステロイドと抗ヒスタミン、不飽和脂肪酸製剤です。痒みの程度にもよりますが、ステロイド剤(副腎皮質ホルモン)を導入薬とし、維持期にはステロイドを徐々に減らし抗ヒスタミン剤と不飽和脂肪酸を与えます。この使い方に関しては、良く獣医さんと相談してみてください。 これらの治療と共にスキンケアーが大切です。シャンプー療法は、皮膚の状態を改善すると共にアレルギーの原因を洗い流します。それには、低刺激性で痒み止めの効果のある薬用シャンプーを選んであげて下さい。また、2次的な感染症がある時には、細菌(ブドウ球菌など)やマラセチア(酵母の仲間)に対しての治療も必要になります。 最後にアレルギーは完治する病気ではなくコントロールする病気であることを理解し、しっかり継続してあげることが大切です。体質と付き合って行く病気であるため、その子にあったきめ細かいケアーを心がけてあげましょう.
乳腺のガンに御注意!
乳腺のある胸からおなかの部分にしこりがあったり、赤く腫れていたら、すぐに病院で診察を受けて下さい。病院では、これらの変化の経過(いつからか?どれくらいのスピードで大きくなってきたのか?など)や最近の発情の時期をお聞きし、見たり触ったり、場合によっては針を刺したりして、炎症なのか腫瘍なのかを判断します。炎症性のものであれば飲み薬などの内科的な治療で収まる事もあります。しかし、乳腺の腫瘍ならば手術を考える必要が出てきます。一般的に、腫瘍に対する治療は内科的な抗ガン治療(化学療法)、手術による摘出(外科療法)のほか、放射線治療や温熱療法などが試みられていますが、現在乳腺腫に対して有効な化学療法や放射線治療がないため外科治療が中心となっています。 手術の前に行う事は、腫瘍の転移の有無を調べる事と、麻酔の安全性を確認するための全身状態の評価です。腫瘍の転移は、血液やリンパ管を介して行なわれることが多いため、まず身体検査で脇や内股のリンパ節を調べます。その次に胸部や腰部レントゲンを撮り、からだの中のリンパ節や肺に転移がないか調べます。 年をとったり、太りすぎの動物たちに対する麻酔の安全性は、その程度にしたがって下がってしまいます。また、肝臓や腎臓など乳腺腫以外の病気を持っている場合には、さらに麻酔の危険性が高まります。安全に麻酔をし,手術をするにはその子の全身状態を把握する必要があるので、血液検査や尿検査、そしてレントゲン検査・超音波検査・心電図検査などを行います。 乳腺ガンの治療は、前に書いた様に手術が中心になりますが、治療目的によって手術が異なります。転移もなく全身状態も安定している子には、完治を目指す手術を行ないます。これに対し、肺などの転移や周りの筋肉などへの浸潤がある場合は、完治を目指すのではなく、生活の質を改善してあげるには何をしてあげられるのかを考えます。腫瘍が破れて出血している場合は、傷口をふさぐため,腫瘍を取る手術をする事もあります。痛みがひどかったり、咳が出る時には、痛み止めや咳止めを使う事もあります。また、ガンの成長を少しでも遅らせるため、ガンに対する治療食を食べさせたり、アガリクスやサメ軟骨を飲ませたりします。今の状態を評価してあげて、その子に何をしてあげたら一番良いのかを考えてあげる必要があります。そして、その子と一緒に病気と戦ってあげる優しさが大切です。 最後に、この病気を防げないか?と言う問題に対しては、まだ最初の発情が来ていない若いワンちゃんにだけ方法があります。それは、初回発情前の避妊手術です。犬の乳腺ガンの細胞は、女性ホルモンに対し感受性があるため手術によって発生頻度は明らかに低下します。ぜひ考えてあげて下さい。ネコちゃんやもう発情が来てしまったワンちゃんは、この腫瘍が起きる可能性がありますが、一般に言われている様に早期発見早期治療によって、悲しい結果を回避する事が出来ます。日ごろお腹を良く触ってあげて下さい、そしてコリッと感じたらすぐに病院にいらして下さい。
子宮蓄膿症〜おなかにウミがたまる怖い病気子宮蓄膿症は、メスのワンちゃん、猫ちゃんに見られる病気で、細菌感染を伴うために子宮の中に膿汁(ウミ)が貯留することによって起こる子宮の急性または化膿性疾患で、この膿汁が外陰部から排泄されてこないタイプ(閉塞性)のものと、黄〜赤褐色の膿汁が排泄されてくるタイプ(開放性)のものがあります。 ○ 原因通常子宮内への細菌の侵入は生じにくいのですが、 ○ 特徴犬では6歳を過ぎる頃から多く発生しますが、 ○ 症状外陰部から粘液や膿性のおりものがみられるまで殆ど症状に気付かない場合が多いです。症状がさらに進むと、元気消失、食欲不振、多飲・多尿、腹囲膨満、嘔吐・下痢などの症状がみられることが多く、重症例では多臓器不全からショック症状を引き起こし、死に至ることもあります。病気が起きるのは必ず発情の後1〜3ヶ月(黄体期)なので、その時期お水をたくさん飲んだり、オシッコが増えたりしたらすぐ病院に。 ○ 治療全身症状の程度に合わせて電解質などの補正をし、抗生物質の投与を開始し、併せて卵巣・子宮全摘出術を行なうことが必要です。 ○ 予防この病気を予防する事は基本的には難しいです。しかし、黄体ホルモンが原因になるので、発情の後の時期に多飲多尿やおりものに注意し、早期発見早期治療を心がけましょう。また、赤ちゃんを作る予定のない女の子は避妊手術をお奨めします。卵巣を摘出すれば、黄体ホルモンがでないので、子宮蓄膿症にもなりませんので、安心です。 |
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